「何年も前に作ったホームページを、そのまま使っている」 「更新はたまにしているけれど、裏側の状態はよくわからない」 「制作会社に任せきりで、今どうなっているか把握できていない」
こうした状態のホームページは、見た目以上にさまざまな問題を抱えていることがあります。
「放置」とはどういう状態か
ホームページの放置というと、完全に更新が止まっているケースを想像しがちです。しかし実際には、次のような状態も実質的な放置にあたります。
- 作ってから数年がたっている
- お知らせ以外のページをほとんど見直していない
- 管理画面に誰がアクセスできるか把握していない
- 更新や保守を誰が担当するのか曖昧
- 使っていないページや古いプログラムがそのまま残っている
- 制作会社に任せきりで、自社で状態を把握していない
- WordPressやプラグインのバージョンをしばらく確認していない
つまり、 つまり「見た目は動いているが、中の状態がわからない」というのも放置の一種です。
放置されたホームページで起こる代表的なリスク
1. 情報の古さが信頼を落とす
会社情報・サービス内容・料金・採用情報・営業時間などが古いままだと、訪れた人に「この会社、ちゃんと営業しているのか?」という不安を与えます。問い合わせや来店を検討していた人が、そのまま離脱してしまうことも少なくありません。
2. 管理の所在が不明になる
担当者の交代や制作会社との関係変化により、「誰が何を管理しているのか」が曖昧になりがちです。サーバー・ドメイン・WordPressのログイン情報がどこにあるかわからない、という状態になると、トラブル時の対応が大幅に遅れます。
3. 不要な仕組みが残り続ける
使っていないページ、古いフォーム、放置されたWordPress、動いていないプラグインなど、一度設置したものは意識して削除しないとそのまま残ります。攻撃者はこうした「誰も見ていない場所」を狙う傾向があります。
4. 安全面のリスクが高まる
WordPressやプラグインのバージョンが古いまま放置されると、既知の脆弱性を突かれる可能性が上がります。管理画面のパスワードが弱い・使い回しになっているケースも多く、不正アクセスの入り口になります。
5. トラブル発生時の対応が遅れる
普段から状態を把握していないと、問題が起きたときに「何が原因か」「どこに連絡すればいいか」の判断に時間がかかります。改ざんや障害は早期対応が肝心であり、初動の遅れが被害を広げることがあります
改ざんされると会社に何が起こるか
ホームページが改ざんされると、「サイトの不具合」では済まない影響が出ます。
- 知らないページや不審な内容が表示される
- 訪問者が別のサイトへ自動的に飛ばされる
- Googleの検索結果に警告が表示され、アクセスが激減する
- 検索結果での見え方に悪影響が出る
- 会社の信頼・ブランドイメージが損なわれる
- 問い合わせ・申込みの機会を失う
- 復旧・調査に時間と費用がかかる(数十万円規模になるケースもある)
「しばらく見ていなかった」「何となく気になっていたけれど、そのままにしていた」という状態が、後から大きな負担になることがあります。
不審な表示がある場合は、「サイトが改ざんされたかも?」の記事の記事で初動の確認方法を整理しています。
今すぐ確認したい見直しポイント
「何から見ればいいかわからない」という方は、まず以下を確認してみてください。
運用・管理体制
- 最後に全体を見直したのはいつか
- 更新・保守を誰が担当しているか明確か
- 何かあったときの連絡先・対応先が決まっているか
コンテンツ・情報の鮮度
- 会社情報・サービス内容・料金に古い情報が残っていないか
- 使っていないページやフォームが放置されていないか
- 使っていないプラグインや管理ユーザーが残っていないか
- サーバー内に放置されたWordPressのインストールがないか
WordPress・システム面
- WordPress本体・テーマ・プラグインのバージョンが最新か
- 使っていないプラグインや管理ユーザーが残っていないか
- サーバー内に放置されたWordPressのインストールがないか
セキュリティ
- 管理画面のパスワードが強く、使い回しになっていないか
- 不審なファイルや見慣れないページが存在しないか
WordPressサイトは確認ポイントが増える
WordPressで作られたサイトは、放置した場合のリスクが一般的なHTMLサイトより高くなる傾向があります。表から見て正常に動いていても、裏側に古い仕組みや未更新のプラグインが残っているケースは少なくありません。
WordPress周りの不安を整理したい場合は、「「使っていない WordPress や古いプラグインが残ると何が危ない?」の記事で詳しく解説しています。」で詳しく解説しています。
ホームページが古い場合は?
古いホームページで気になるのは、見た目の古さよりも「管理・運用の見直しが止まっていないか」という点です。古いサイトほど、スマホ対応の不備・旧仕様のままの動作・セキュリティ面の対応不足を抱えやすくなります。
リニューアルを検討すべきかどうかは、 古いホームページはリニューアルすべき?で整理しています。
心当たりがある方へ
ホームページの問題は、被害が起きてから気づくより、少し気になる段階で整理する方が、時間も費用もかかりません。
そんな方は、まず 放置されたWordPressが会社サイト全体を巻き込んだ実例で、放置されたホームページがどんな被害につながるかを確認してみてください。
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